首脳陣紹介

学習院大学硬式野球部 部長 眞野 泰

 学習院大学の入学式や卒業式では学習院歌を歌います。その四番では、「おのがじし育て鍛へて、もろともに世にぞ捧げん」と歌うのです。本学の硬式野球部に入られたならば、どうぞ、勉学と野球によって頭と心と体を鍛え、世の中の役に立つ人間になってください。
 むろん、頭脳と精神と身体を強くするには、みなさん自身の努力が必要です。しかし、その努力が実を結ぶためには周囲の理解と協力も欠かせません。環境も重要です。この二つの条件が学習院大学硬式野球部には揃っています。
 大学で自分を育て、社会に貢献できる人間になりたいという志のある方は、安心して入部してください。

学習院大学硬式野球部 監督 石井 潤一

我が野球部は創部約130年、「文武両道」の精神を貫いてきましたが、昨今の学生スポーツ界の環境変化の中、現在は、国内学生野球最強といわれている東都大学野球連盟の3部に雌伏しています。
 しかし、私たちはあくまでも学生スポーツの原点である「文武両道」にこだわり、チーム一丸となって練習に励み、技術、体力、精神力を磨き、チームワークとインサイドワークを駆使して他のスポーツ推薦校に立ち向かう姿勢を貫きます。
 学生スポーツにおいては、昔から「文武両道」という言葉がよく使われています。私はこの言葉の意味を、漫然と「勉強に50%、野球に50%時間を割くこと」ではなく、「勉強に100%、野球に100%力を注ぐこと」と解釈しています。つまり、好結果を出し、高い目標を達成するために、時間効率を考慮しながらも、「徹底的に心・技・体の日々の鍛錬を行うこと」と考えています。具体的に言うと、一人ひとりの学生と正面から向き合い、密にコミュニケーションをとり、「礼節、規律を重んじること」「相手を思いやること」「まわりの人に感謝すること」「闘争心を持ち、決してあきらめないこと」などを継続・励行することです。
 グランドでチームの仲間とともに一生懸命汗を流し、集中して練習できる人は、それ以外の場所でも必ず一生懸命生きていけると信じます。人間形成していく原点はグランドでの練習にあります。「練習は正直」「練習は決して裏切らない」と言われる所以です。大学の4年間は長いようですが、過ぎてしまえばアッと言う間に感じるでしょう。卒業後、社会人になってからも立派に社会貢献できるように、真の「文武両道」を通じて自分を磨く4年間にしてみませんか。 
 熱き志を持った高校球児のみなさん、ともに目白のグランドで汗を流そうではありませんか!

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