野球部紹介

2部昇格を目指して

 学習院大学硬式野球部は1 8 8 9 (明治2 2 ) 年創部以来、約1 3 5年の歴史を持つ全国でも屈指の伝統ある体育会運動部です。現在、東都大学野球連盟に所属していますロ古くは旧制高校時代のインターハイで全国優勝を果たし、また新制大学創設後、1 9 5 8 (昭和3 3 )年の東都大学野球秋季リーグ戦において、日本大学・中央大学と三つ巴の激戦の末、見事1部リーグ優勝を成し遂げた実績があります。また、1 9 5 2 (昭和2 7 )年秋から1 9 6 0 (昭和3 5 )年春までと1961 (昭和36 )年春の1 7シーズン東都大学野球連盟1部リーグに所属していました。このように伝統ある野球部ではありますが、最近では戦績が下降し、東都大学野球連盟3部リーグに雌伏しています。
 このような本院大学硬式野球部の低迷を打開すべく、2018 (平成3 0 )年秋のリーグ戦終了後、石井潤一氏(筑紫丘高校-学習院大学) を監督に迎えました。本院大学硬式野球部の当面の目標は3部リーグ優勝、2部リーグ昇格です。早期に、この目標を達成するために、やる気と気概を持った学生を広く求めています。
 学習院大学には、セレクション制度や体育推薦による入学制度はありません。したがって、本院大学硬式野球部員は、内部進学・一般受験・指定校推薦・公募制推薦により入学した学生で構成されています。
 現在、本院大学硬式野球部は、監督、コーチ、 0Bの指導のもと、約70名の部員で活動しています。チームを強くするために、全部員が自分の役割を考え、知カ・体力・精神力の向上に日々努めています。通常、授業のある日の全体練習は3時間から3時間半と短めですが、個人練習として、早朝練習や自主練習を行っています。
 学習院大学はワンキャンパスで、グランドはキャンパス内にあります。このため、教室での授業とグランドでの練習の行き来がとても便利です。このような好環境の中、充実した学生生活を送り、「目白のグランドで野球ができて本当に良かった」と心から思えるような野球部でありたいと考えています。

部訓

人間的成長

弊部では、「人間的成長」という部訓のもと、活動を行っております。
部活動への「主体的」な取り組みの上で、「学業」にも熱心に励み、部活動を通じてOB・OGをはじめとした多くの方々と接点を持つことで、社会で活躍できる人間になることを目指しております。

2024年スローガン

2部昇格-当事者たれ-

一人一人が主体となり、高みを目指しながら、真摯に野球に取り組んでいます。

略歴

  • 1889年 旧制高等科野球部が創部
  • 1935年 第1回高等学校野球選手権大会(インターハイ)に出場。
  • 1946年 第9回高等学校野球選手権大会で初優勝。東京予選で旧制松本、旧制松本、旧制成城、旧制都立、旧制成蹊の各高等学校を連破して関東地区優勝。決勝大会(京都帝大主管にて旧制三高球場)の出場校は、旧制関西浪高、旧制二高、旧制福岡高で、浪高を破った旧制学習院高等科と旧制福岡高を破った旧制二高で決勝を行い14対9で優勝を決めた。
  • 1947年 学制改革による旧制高等科が新制大学に改編。新制大学野球部がこの年誕生。
  • 1949年 新制大学野球連盟・東京地区・文科系リーグに所属。
  • 1950年 春季から東都大学野球連盟二部に移籍・加盟。
  • 1951年 春季、2部初優勝
  • 1952年 春季、2部3度目の優勝で入替戦勝利。1部初昇格。
  • 1958年 東都大学野球秋季リーグ戦において、中央大学・日本大学とともに同率首位になり、3校巴戦による優勝決定戦を3度行った結果、初優勝。
  • 1960年 春季、1部昇格後5度目の1部最下位で入替戦に敗れ(東農大)2部降格。秋季、2部優勝。入替戦に勝ち(國學院大)1部復帰。
  • 1961年 春季、1部最下位で入替戦に敗れ(中大)2部降格。
  • 1965年 春季2部最下位。入替戦に敗れ(上智大)初の3部降格。
  • 1966年 春季3部優勝。入替戦に勝利(上智大)し2部昇格。秋季2部最下位。入替戦に敗れ(立正大)3部降格。
  • 1967年 秋季3部優勝。入替戦に勝利(拓大)し2部昇格。
  • 1968年 春季2部最下位。入替戦に敗れ(立正大)3部降格。
  • 1973年 秋季3部最下位。入替戦に敗れ初の4部降格。
  • 1980年 春季3部優勝。入替戦に勝利(拓大)し2部昇格。
  • 1982年 秋季2部最下位。入替戦に敗れ(拓大)3部降格。
  • 1984年 秋季3部優勝。入替戦に敗れ(順天堂大)3部残留
  • 1987年 秋季3部優勝。入替戦に敗れ(国士舘大)3部残留。
  • 1991年 春季3部最下位。入替戦に敗れ(一橋大)4部降格。秋季、4部優勝。入替戦で勝利(芝工大)し3部復帰。
  • 1997年 秋季3部優勝。入替戦に敗れ(國學院大)3部残留。
  • 2003年 春季3部最下位。入替戦に敗れ(東工大)4部降格。
  • 2004年 春季4部優勝。入替戦に勝利(成蹊大)し3部昇格。
  • 2006年 春季3部最下位。入替戦に敗れ(一橋大)し4部降格。
  • 2007年 春季4部優勝。入替戦に勝利(一橋大)し3部昇格。
  • 2015年 秋季3部優勝。入替戦に敗れ(国士大)3部残留。
  • 2017年 秋季3部優勝。入替戦に敗れ(東農大)3部残留。なお3部優勝校として10年ぶりに2部最下位校から1勝をあげた。
  • 2021年 春季3部優勝。新型コロナウイルス感染症による影響で初の三つ巴での入替戦(東農大・大正大)となった。3校が1勝1敗で並ぶも決勝トーナメントで敗れ(東農大)3部残留。
  • 2022年 春季3部優勝。入替戦に敗れ(国士大)3部残留。